外観検査装置④
2015.06.22
NEWS
外観検査装置は、検査データでしきい値を設定し、その値から逸脱する物を装置がNGと判定します。
装置がNGと判定したものは、最終的には人が「装置はNGと判定したが本当にNG品か」を判断する事になります。
理想はOK品は問題なくPASSし、本当のNG品のみNGと判定されるというところなのですが、
直行率を高めようとするあまり、しきい値を緩めるとNG品をOKと判定してしまい……という惨事になりかねません。
となるとNG品をPASSさせない為に、しきい値を厳し目に設定する事になるのですが、
そうすると今度はOK品をNGと判定しまくって、OK品の製品を「本当にNG品か」と延々と確認する羽目になります。
OK品は問題なくPASSし、NG品のみNGと判定される検査データ作り。
これが難しいのですが上手くそんなデータが出来ると、時間も節約。検査者のストレスも軽減。
データを作成する側としても会心の出来と誇れるものでしょう。